意外と多い勘違い・・。ドライスーツが水漏れするなと思ったら。

正方形

ドライスーツ新調! テンションあがります^_^
今まで使ってたのも新しいのもサンディーラインです。
他のメーカーに比べるとお値段がやや張りますが、作りがしっかりしてて丈夫で長持ちするし、ラテックス交換の費用も他メーカーよりお値打ちなことを考えるとコストパフォーマンスが一番良いと思います。もちろん性能もばっちり。

本題です。冬でもがっつり漕ぎたいフリースタイラーや、雪解けクリークで自分の安全を確保するためにはドライスーツは必需品。

ドライスーツ持ってる人も多いと思いますが水漏れや浸水を感じたことはありませんか?

生地の水漏れを疑う前に

ドライスーツへの浸水や漏水を感じたら、製品の劣化や不良(生地や縫製、シームテープの不具合)を疑う前に以下の項目をチェックしてみてください。

ジッパー部分からの水漏れ

意外と多いのがジッパー部分からの浸水。
きっちり閉じたつもりでも微細な砂やごみなどによってしっかりと閉じられておらず水漏れしているということが多々あります。

ドライスーツへの浸水を感じたら、まずはジッパー部分をしっかりと水洗いしてグリスを塗布してみてください。

ただし、砂などがかんだまま無理に開閉してジッパーが傷んでいるとグリスを塗っただけでは水漏れが解消されないことも。
普段から、使用後の水洗いと定期的なグリス塗布を心がけて大事に使ってください。

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汗・結露

特にスポットでフリースタイルをするパドラーは冬でも信じられないほど汗をかいています。
以前あった事例では、ソックスにたっぷり水がたまってしまうということでメーカーに浸水チェックをしてもらったところ生地のピンホールなどはなし。
おそらく汗がたまっていました。

寒いからといって厚着をしすぎると大量の汗をかくので、着込みすぎないように注意しましょう。

寒くなりにくいウェアリング

冬漕いで体が冷える大きな原因となるのが汗冷え。かいた汗が肌に残ったまま冷やされると、一気に体が冷えて寒さを感じます。
せっかく防水透湿性のある高価なドライスーツをきているのに中はユニクロのフリースやヒートテックという方はいませんか?

フルドライスーツの中は、吸水拡散効果が高く汗冷えをしにくいインナーを着用してください。

おすすめはファイントラックのアクティブスキンメリノスピンサーモの組み合わせ。
フリースは汗をうまく拡散するポーラテックを使用しているものがおすすめです。

パドリングは激しい運動であるということをきちんと認識して、少し寒いかなぐらいの恰好で汗をかかないようにして、汗をかいても体が濡れたままになりにくいインナーウェア着るようにしてみてください。

ドライスーツは完全防水ではありません。。

初めてドライスーツを購入する方の中には、その名称から完全防水を期待する方もたくさんいらっしゃいますが実際はそうではありませんのでご注意ください。
ドライスーツといえども多少の浸水はありますのでご承知おきください。

ラテックスガスケット

手首や首のラテックスガスケット部分からの浸水は少なからずあります。

購入時にはラテックスガスケットを切りすぎないように注意しましょう。

着用時にはラテックスガスケットとインナーが重なっていないかも要チェックです。

耐水圧

防水透湿の生地にはどれだけの水圧がかかっても防水性を保つかをはかる耐水圧という基準があります。
一般的に登山など高い防水性が求められる雨具の耐水圧は20,000mm以上。
例えばサンディーラインのフルドライスーツに使用されている生地も耐水圧20,000㎜です。

下記は状況ごとの圧力の数値です。
●体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力、約2,000mm
●濡れた場所へ膝まずいている時の圧力、約11,000mm

ただ膝を付いているだけで11,000㎜、カヤックを、特にフリースタイルをしている時に膝やバックバンドが当たる部分にかかる圧力は相当なものと予想されます。
特に腰回りはスプレースカートをしているため水がたまる可能性があります。
スプレースカートのチューブの部分はドライスーツ内部では汗がたまりやすく蒸気を逃がしにくいことと合わせて濡れを感じやすい場所かもしれません。

おすすめインナー

上記でも少し案内したドライスーツの中に着るのにおすすめのインナーです。
各画像をクリックすると、オンラインストアの商品ページが別画面で開きます。

アクティブスキン

ファイントラックのアクティブスキン、ファーストレイヤーの下に着ます。
かいた汗を素早くファーストレイヤーに引き渡し、撥水性が高いためファーストレイヤーに引き渡した水分を肌に戻しません。
これを単体で着ても効果は薄いので、アクティブスキンの上には、必ず体にぴったりとフィットして吸水拡散性の高いウェアを着ると効果を発揮します。

メリノスピンサーモ

アクティブスキンの上に着るファーストレイヤーとしては、このメリノスピンサーモがおすすめです。

他のアウトドアブランドからも発売されている、登山やスキースノーボードなどで使うの吸水拡散性が高く体にぴったりとフィットするインナーでもOKです。

ポーラテックフリース

予算に余裕がある方は、中間着にもぜひ吸水拡散性の高いものを着てください。
ただ保温性が高いだけのフリースなどは汗を拡散しないため、せっかくドライスーツが透湿性をもっていても性能を発揮しません。

こちらも様々なアウトドアブランドから吸水拡散性の高い中間保温着が発売されていますが、sanndilineのポーラテックを使用したフリースは、軽くて体にフィットしストレッチ性も高いためドライスーツのインナーとして最適です。

お問合せはお気軽にどうぞ。 shop@r156.com

それでは冬も頑張るパドラーの皆さん、快適なパドリングを^_^