PFD(ライフジャケット)
初心者の方が一般的に使うPFD(パーソナル フローティング デバイス)は、パドリング用に作られたPFDでサイズがきちんと合っていればどれを選んでも特に問題はありません。浮力なども特に気にする必要はありません。安いものであれば5,000円程度で購入できます。
パドリング用に作られていない救命胴衣などはパドリング動作の妨げになるようなデザインをしていたり、ゆるやかな流れでもすぐに脱げてしまうことがあるためやめましょう。
また、PFDは消耗品です。使用年数が経つと中のフォーム材の気泡が押しつぶされて小さくなるなどして浮力が落ちます。数年で買い替えが必要になるという前提で購入しましょう。
一番外側に着用するため直射日光にさらされやすく、赤や黄色は色あせも早いため気になる人は濃く暗目の色を選びましょう。ただし、先にも説明した様に数年で買い替えが必要になるためそこまで気にする必要もないかもしれません。
数万円もするようなライフジャケットもありますが、特に浮力が高いという訳ではありません。主に下記のような理由でコストがかかっているため高価になっています。
- 体にフィットするように成型されたフォーム材を使っています。安価なPFDは平たいシート状のフォームが重ねて入れられており体にフィットしにくいです。
- 体にフィットするような柔らかいフォームを材を使っています。硬いフォーム材は体にフィットしにくくパドリング動作の妨げになります。
- レスキューベルト、反射材などより安全性を高めるための機能がついています。
- フィッシング用、激流料、フリースタイル用、海用など用途に特化して作られています。
- リサイクル素材をつかっています。パドリング関係のメーカーは環境へ配慮する意識も高く、通常の素材より高くなるばあいでもあえてリサイクル素材を使っていることがあります。
以下がPFDを選ぶ時の重要なポイントです。
- パドリング用に作られたモデルか?
- サイズがあっていて水中で容易に脱げたりしないか?
- 自分のジャンルにあったものか?