NEW ANTIX ファーストインプレッション

正方形

ANTIX2.0、自分用にも購入しました。今月上旬に届いてから何回か乗ってみた感想をインプレッション!

思いついたことを書き散らかしますので読みにくかったらすみません。

ちなみに、現時点では店頭にも輸入元にもどのサイズのANTXも在庫はなく、入荷予定も未定です。

ホワイトウォーターカヤックは、ご予約でしかご用意できないことが多いのでご興味のある方はご予約のご検討をお願いします。

ANTIX 2.0のSサイズの試乗をご希望の方はお気軽にお問い合わせください

インプレ概要

【ボート】
ジャクソンカヤック ANTIX 2.0(Sサイズ)

【ゲレンデ】
長良川(ビーチ→どかん、下田→コンノなど)

【ライダー】
身長: 165cm(手足短め)
体重: 61kg
カヤック歴: 30年
ダウンリバースキル: まずまず。
フリースタイルスキル: そこそこ。

ジャクソンカヤック アンティクス

見た目

元祖ANTIXと比べてややスリムな印象。
ただ、実際は長くなっているだけで幅はほとんどかわっていない?

ジャクソンカヤック アンティクス

フィッティング

超カンタン! バックバンドとフットブレイスはひもを引っ張るだけ。

ヒップベルトの左右に付属のパッド2枚づつ足しただけで今のところ快適に乗れてます。

ジャクソンカヤックのシート

ロール

普通にしやすいです。特にしにくいとかは全然感じません。
体重オーバーのフリースタイルボートにのっててすぐに沈する人やロールしてもすぐに沈を繰り返している人はある程度安定性の高いカヤックに乗ると数倍楽しいと思います。もったいない。

ふな足はやし!

ワンパドルでボートがスーッと前に出ます。軽い漕ぎ味。

あしのはやさを生かしてチャレンジングなエディキャッチやフェリーグライドにトライしながら下れるし、エントリーできるウェーブもめちゃ増えて川下りが倍楽しい!

フリースタイルボートと比べてフェリーや漕ぎ上がりもすごくラク、フリースタイルボートではとれないラインもたくさん狙えるので川幅いっぱいつかって縦横無尽に遊べて楽しい。

あとはフリースタイルボートで川下りして何が嫌って、長い瀞場。ANTIXならサクッとやり過ごせます。

丸いバウ

好きです。適度なロッカーと浮力がある丸いバウ。

クリークボートのように岩に絡みまくりながら下れます。

スピードをつけて岩にのり、カタパルトのように使ってバウを持ち上げてエディーに着水。気持ちいい!

ただ、ボリュームがあるのでエディーラインやドロップでバウをさしたり沈めたりして遊ぶのは苦手。カートホイールも難しいです。スターンで遊びましょう。
ジャクソンカヤック アンティクス

薄いスターン

ここまで読むと、

『クリークボートでいいじゃん。』

という感じですが、スターンが違います。薄く、平ぺったい。

サーフィンやスターンスクォートで遊べるのがこのボートの魅力。

遊びの選択肢が増えるので、短い距離でも満喫できます。

サーフィンの時には、スターンがうすい分バウを持ち上がりすくもぐりにくいというメリットもあり。

薄いスターンのデメリット

ただし、スターンが薄いのにはデメリットもあり。ドロップを落ちるときにスターンエンダーをくらいやすい。

長良で漕いでても、1m未満のドロップを岩使ってブーフ気味に下る時にスターンに水がのって想定外にバウが持ち上げられる感じが何度かあり。

パドラーのスキルとの兼ね合いもありますが、川の難易度があがるほど気になると思います。

基本的には、クリークなどゴール地点到着が目的の川下りをするときにはおすすめしませんし、僕自身もそういう使い方はしないと思います。

アンティクス スターン
photo from Jackson kayak web

重量と長さ

ANTIXは一般的なクリークボートと比べてやや短くて軽め。

カヤックを楽しむためには、重さって意外と重要。特に初心者。

車への積み下ろし、担いでの歩き、重いとほんとわずらわしいので腰も重くなりがちです。

重量が軽いボートはフットワークも軽くなります。楽しい瀬だって軽いボートなら担ぎ上がってもう一回下りたくなります。

かといって、いくら軽いといっても極端に短いボートは初心者におすすめできません。ANTIXは初心者にもちょうど良い長さです。

ハンドルループ

ジャクソンカヤックの好きな仕様のひとつが、ボートの中のバウの方にあるハンドルループ。

言ってみればただのひもなんだけど、カヤックをかついで歩くときにこれがかなり重宝します。

ただ、ANTIXについてはちょっと手前につきすぎかな。もうちょっと奥に取り付けられないかやってみます。

サーフィン

このボートならたくさんサーフィンしながら下れます。

先にも書きましたが、フリースタイルボートと比べてアシがはやいのでつかまえられるウェーブが格段に多い。

加えて、薄い波でも乗れる点がサーフィンできる波を増やす要因。

長い分ウェーブの高低差があるほどボトムに落ちやすくバウがささりやすいけれど、適度なロッカーとボリュームのあるバウと薄いスターンのおかげでボトムに落ちてもバウがささってウェーブから落ちるということがかなり少ないです。

長良川の同じ距離を同じ水量で下ったら、フリースタイルボートと比べてサーフィンできるウェーブは軽く倍以上ある感じ。

photo from Jackson kayak web

フリースタイルボートでのサーフィンとの違い

ただし、サーフィンに関してはフリースタイルボートがアドバンテージを持つ点もあります。

バウが短い分ボトムに近いところでも乗れる点と、ボートが簡単に動く点。

ボートコントロールのスキルがない人にとっては、エントリーさえできればフリースタイルボートの方がサーフィンが簡単でしょう。

逆に、これまで短いボートしか乗ったことがない人がスキルアップのために乗るのもあり。

うすい波でも乗れるのでお尻センサーの感度アップ、ウェーブのトップのポジショニングなどのスキルが磨かれるでしょう。

よくクリークボートにのって、 『曲がらない!!!』とかいってる人もいますがスキルがないだけです。短いボートにしか乗ってこなかった人が陥りやすいです。

蛇足ですが、短いボートにしか乗って来なかった人によく見られるのが後傾の悪癖。やや前傾して前の方でキャッチということができない人が多くぱちゃぱちゃ漕ぎ・・・。初級者が基本を覚えるならやっぱりある程度長さがあるボートが必要だと思います。

ANTIXおすすめ用途

・クラス3ぐらいまでの川をフリースタイルの要素も入れて遊びながらダウンリバー
・クラス3ぐらいまでの川をクリーキングのスタイルも入れて遊びながらダウンリバー
・今まで短いボートしか乗ってきてない人のスキルアップ
・これからホワイトウォーターカヤックをはじめる初級者用(フリースタイルに興味ありの場合)

ANTIXがおすすめじゃない人

・フリースタイル多めで遊びながら下りたい人←バウはささりません。
・フリースタイル遊びなしでまっすぐ下る人←スターンがうすい必要なし。
・クリーク行きたい人←クリークボートを使いましょう。

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