Let's カヤックフィッシング
2011年1月24日 Spirit | コメント(0)
カヤックフィッシングとは釣り目的のためにカヤックを使うことです。カヤックとフィッシングの相性は良く、ボートに比べはるかに効率の良いフィッシングツールだと思います。カヤックに乗ったことのない人から見ると、技術が必要なスポーツと思われがちですが、無理せず理解してさえ乗れば安全で大変有益な乗り物なんです カヤックに乗って、ツーリングするだけでも楽しいのに、釣りまで出来ちゃったら言うこと無しですね
これからカヤックフィッシングの魅力について実体験を加えながらご紹介していきまっす
◆移動も楽々
初めてのカヤックフィッシングのポイントとして長良川河口近くの、木曽三川公園前の駐車場を出艇場としました。ここは実家の三重へ帰る際に必ず通る道で、運転の際にいつも気になっていた場所。カヤックの機動力を試すには絶好のポイント、相手にとって不足無
さすがに川を下って目的地になんて暴挙はできません カヤックは下図のように車に積載出来ます。
カヤックを持ち上げて脚立に登りカーキャリアに積せます。発進の前にはストラップでの固定をお忘れなく これで車内広々と使えちゃいます カヤックのサイズが小さければ、車内に入れて運ぶという手段のほうがお手軽ですね このように牽引なんかせず、軽自動車でも運べちゃうのがカヤックのいいところです
◆いざ水上へ出艇
ポイントへ到着 さっそく着替えます。 この時期のパドリングにはドライウェアを強くオススメします。水の侵入を限りなくゼロにしてくれる優れもので、冬場のカヤッカーさんはこういったドライスーツという全身を覆うタイプを着られる方が多いです。意気込みと共にパチリ
待っていろ大物 かならずゲットしてやる って顔に書いてあります。 風の影響で撮影に手間取り、周りの人からの視線が痛かったですが、最後には何か吹っ切れる物がありました。
上図のドライスーツにPFDとパドルを装備し、釣り目的であればネックウォーマー、ニット帽or日よけの帽子を着用することをオススメします。忘れてはならないのがグローブです。手先の防寒とフックによる怪我防止のため必須ですね →このように指先だけ露出したタイプが細かい動作が必要になる釣りには適していると思います。
◆一石二鳥
カヤックフィッシング最大の魅力は釣りとカヤックを同時に楽しめるということではないでしょうか。
カヤッカーとして、初めて漕ぐ場所に対してわくわく またフィッシャーマンとして、釣れそうなポイントでの初キャスティングはドキドキ
わくわく・ドキドキの両方をいっぺんに味わえるのがカヤックフィッシングなんです
乗艇したらテンション上がりっぱなしの僕でしたが、カヤックの説明をしておきます。今回使用した艇はシットインタイプといって、足が艇内に収まるカヤックです。 ツーリングですとこのようなカヤック選択が適しているのですが、目的は釣り。個人的に下図のようなシットオンタイプといって、ただ上に乗っかったタイプのカヤックのほうが、道具の置き場も広くフィッシングに適しているのではないでしょうか。
◆Good機動力
ボートと違い陸上で運搬・移動がしやすく、車の上にも簡単に積むことが出来るのがカヤックのいいところ。陸上での運搬だけでなく水上での機動力も大変優れており、ボートでは入れない浅瀬や干潟では特に威力を発揮するのではないでしょうか。こういった場所へのアクセスはカヤック以外はまず入れません。
今まで行きたくても行けなかったあの場所・・・・「さぞ釣れるんだろうな」 と指をくわえ、妄想で終わっていた僕でしたが・・・
今日は違います 指はくわえません。思う存分キャスティングしてやりまっす(笑)
まさに夢のような気分 難なくポイントまでたどり着けます。カヤックって素晴らしい・・・と改めて思えた瞬間でした。興奮を抑えさっそくカヤック上からの初キャスティング。 初めての動きで慣れないながらも、陸上と変わらずにキャスティングできます まずはひたすら橋の下を攻めました。
今回はスズキ(通称:シーバス)狙いでタックルをそろえました。使うルアーはこちらです。
釣れそうというより彼の闘魂に共感し寒空の長良川の上でカヤックに乗りながら獲物片手にお決まりのフレーズを叫ぶ自分を妄想し買っちゃいました
◆脱プレッシャー
釣り場で挨拶をかわし、出会った人とコミュニケーションを楽しむのも釣りの醍醐味のひとつ。しかし込み合ったポイントでは、他の釣り人とラインが絡まったり、釣り場を一人占めするといった、マナーを守らない人もほんの一部ですが存在します。それが、陸から一歩カヤックで踏み出せば、広がるフィールドはフリーダム。
肩身の狭い思いをせず、思う存分釣りに没頭できます。カヤックフィッシングではそんな束縛を感じることなく自由に釣りが楽しめることもそそられる魅力だと思います。
またカヤックの動力がパドリングということから、エンジン音による騒音がありません。魚はボートなどのエンジン音で警戒したり、逃げてしまったりします。ポイントに近づいた際、パドルの着水音に気を付けて漕ぐことで釣果をUPさせることにつながると思います。
◆気分転換、ヒットの予感!?
水上に浮かんでから1時間。アタリは無。我慢の釣りが続きます。
釣りは集中力が大切。こういうときこそカヤックフィッシングの良さが光ります ロッドを置きパドリングに集中してみると、広大なフィールドが開けます。
ついつい漕ぎすぎちゃって、先程の橋が遠くに見えます。釣り目的と考えず 『釣り+カヤック』 と考えると、バツグンの気分転換になります。むしろ、僕は漕ぎ出したら楽しくなってきてパドル持っている時間の方が長かったかもしれません。風を切り水しぶきあびて、とてもいいリフレッシュになりました 風も落ち着き再び橋下へ、気分一新でキャスティングします。前半戦にひたすらキャスティングしたせいか、思った場所へキャスティングできるようになった気がします。
と、そんなときググっとロッドに重みを感じ、バランス立直しぎみにフッキング
キター
あふれる興奮を抑え、艇のバランスを戻します。重さ的にサイズは30cmぐらいでしょうか。この興奮を届けるべくカメラを取り出します。迫力のファイトシーンを・・・と思ったら竿の先には重みが無くなっていました 僕の腕が足りないのか、彼の闘魂が及ばなかったのか分かりませんが、残念。逃げられました
◆勇気ある撤退
逃げられたけど、魚はいる 獲物への期待感が高まると、一気にモチベーションがアップ。 逃げられたものの、手に残った陸上とは異なったヒット感を求め、ひたすらキャスティングを続けました。
あの刺激から1時間ほどでしょうか、徐々に雲に覆われ始め、風も出てきました。しまいには雨もポツポツ降ってくる始末なんとか橋の下で雨を防ごうにも、横からの雨はどうにもなりません ここは無理せず納竿です
◆1日の釣行を終えて
初めてカヤックフィッシングに出かけてみると、改めてカヤックとフィッシングの相性の良さが実感できました。運搬の手軽さ・水上での機動力はエンジンボートに比べ大変大きなメリットではないでしょうか。また、疲れたときの気分転換としてツーリング気分のパドリングタイムが実にリラックスできます。今日みたいに、たとえ釣れなくても、落ち込まず 『今日は釣りじゃない、ツーリングしにきたんだ』 と前向きに考えられますね。
カヤックフィッシングはとても好奇心かきたてられるスポーツだと思います。天候や服装、安全に配慮さえすれば、きっとあらたな世界が広がるはずです。ツーリング気分で釣れそうなポイント探しあて、獲物をゲットし自分だけの秘密のポイントを見つけていく・・・・ 考えただけでわくわくしませんか
いつか大物釣り上げて、満面の笑みで魚とツーショットしてみたいですね~
今度はバッチリ装備をそろえて大海原へ出たいと思います
byたっちゃん
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